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バニラの香り

日曜日、青空の電線に、雀が消える。
灼熱のなかで、アスファルトは、午睡する。
「はやく死んでしまえよ」と、吹かない風が、囁いたか。
子供らは、無垢なるものらは、どこへ行ったか。

洗濯物、乾いたかしらって、お母さんが言っている。
お昼は天ぷらよ、いらっしゃいって、お母さんが言っている。
僕は寝床で、胸をふさぎ、身悶えする。
おそろしい罪悪と、苦悩とで、眼がくらむ。

世界が僕を拒絶するのは、そっくり、僕がそうするからか。
喉元に、鉛を飲んだような、感じがする。
海底に、街が沈んだような、感じもある。
疫病の過ぎるのを、僕はただ、じっと待つ。

疲労して、色褪せるにまかせて、放心している。
悪魔がきて、僕を滅ぼすことを、恐れているのに、
祈りを、何に捧げるべきかも、分からずにいる。‥‥

‥‥ばかばかしいなぁどうにでもなれ、こわくなんてないんだ悪魔も神もいるもんか、
はは、くだらない、お母さんだってほんとうはとっくの昔に死にました、つまらない、
ペテン、じぶんでじぶんをペテンにかけて意味なんてない、おしまい、さてどうする、
ケツの穴しめろ何度もしめろ今しめろ、腹いっぱいの空気を吸えばどこか甘いバニラ。
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