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<title>ペンギンリポート</title>
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<description>東京ノーヴイ・レパートリーシアター、プレゼンツ。 ペンギンが語る日々の徒然。率直に…。</description>
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<title>揺れる枝葉</title>
<description> 高い木がある。彼女の何倍もの頭上で、その枝葉が揺れている。彼女からは見えないその場所で。僕の愛と呼ぶものを、あなたは無為に打捨てて、「たとえば私のために笑ってみせて」と、僕を途方に暮れさせる。揺れる枝葉。僕からは見えないその場所で。泣き言は届かないその場所で。僕は走る。秘密よりはやく自分よりはやく僕は走る。いま諦める、すべて。………ペンギン
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<![CDATA[ 高い木がある。<br />彼女の何倍もの頭上で、<br />その枝葉が揺れている。<br />彼女からは見えないその場所で。<br /><br />僕の愛と呼ぶものを、<br />あなたは無為に打捨てて、<br />「たとえば私のために笑ってみせて」と、<br />僕を途方に暮れさせる。<br /><br />揺れる枝葉。<br />僕からは見えないその場所で。<br />泣き言は届かないその場所で。<br /><br />僕は走る。<br />秘密よりはやく自分よりはやく僕は走る。<br />いま諦める、すべて。<br /><br />………<br />ペンギン ]]>
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<dc:date>2009-11-23T08:04:30+09:00</dc:date>
<dc:creator>ペンギン＠PENGIN</dc:creator>
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<title>妖精ウンコ自由</title>
<description> 「人という不自由のなかで、妖精よ、人はとても自由だ」………………………「今日はどんなゲームを始めるつもり？」と妖精が、目覚めた僕に言った。その美しい妖精は、それから、僕を食べてしまった。恐ろしい獰猛な彼女にあたまから喰われ、その腹のなかで、僕は溶けた。可哀相な僕の純度120%のからだは溶けてしまった。と夢が破れた。僕はまだ人間の形をしていて、妖精はこの世に存在しない。一日はあいかわらずで、人々はそぞろ歩き、蔑
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<![CDATA[ 「人という不自由のなかで、<br />妖精よ、人はとても自由だ」<br /><br />………………………<br /><br />「今日はどんなゲームを始めるつもり？」<br />と妖精が、目覚めた僕に言った。<br />その美しい妖精は、それから、<br />僕を食べてしまった。<br />恐ろしい獰猛な彼女にあたまから喰われ、<br />その腹のなかで、僕は溶けた。<br /><br />可哀相な僕の純度120%のからだは溶けてしまった。<br /><br />と夢が破れた。<br />僕はまだ人間の形をしていて、<br />妖精はこの世に存在しない。<br />一日はあいかわらずで、<br />人々はそぞろ歩き、<br />蔑んでみたり、<br />愛してみたり、<br />徒党を組んでみたり、<br />偉そうにしてみたり。<br /><br />僕はもう一度目を閉じる。<br />彼女の無慈悲な喜びのあと、そこに僕は存在しない。<br /><br />と未知が微笑む。<br />妖精に喰われたウンコの僕。<br />くすぐったい朝日が、<br />僕をこの一日へと追い立てる。<br /><br />人という不自由のなかで、妖精よ、人はとても自由だ。<br /><br />…………<br />ペンギン ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-11-20T05:21:41+09:00</dc:date>
<dc:creator>ペンギン＠PENGIN</dc:creator>
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<title>はむれっとメモ</title>
<description> 東京ノーヴイの「ハムレット」が誕生して、二ヶ月程たった。僕は、12月に一度だけ観劇をさせてもらっている。いまさらだが、その時の感想をメモしておきたい。観ていて、まずやって来た印象は、映画的だということ。映画といっても、僕が連想したのは70年後半から80年代にかけて？の悪夢感の漂うヨーロッパ映画である。今思えば、映画的なことより、むしろその「悪夢感」的なことの方に何かを感じたのだろう。「夢の感覚」へのアプ
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<![CDATA[ 東京ノーヴイの「ハムレット」が誕生して、二ヶ月程たった。<br />僕は、12月に一度だけ観劇をさせてもらっている。<br />いまさらだが、その時の感想をメモしておきたい。<br /><br />観ていて、まずやって来た印象は、映画的だということ。<br />映画といっても、僕が連想したのは70年後半から80年代にかけて？の悪夢感の漂うヨーロッパ映画である。<br />今思えば、映画的なことより、むしろその「悪夢感」的なことの方に何かを感じたのだろう。<br /><br />「夢の感覚」へのアプローチは、前作「銀河鉄道の夜」でも部分的に試されていたが、<br />それが全面に、作品を覆って、ひとつの世界を作っていた。<br />普通、「夢の感覚（世界）」では心が日常とは別様の在り方・働きをしているものだが、その領域だけで、はじめて見えてくる心もあるのかも知れない。<br />心をテーマとする僕らの劇団（の俳優）にとっては、興味深い対象領域だと思う。<br /><br />次に、というか、観終わって感じたこと。<br />この「ハムレット」が、何を語ろうとしているのか、今のところは分からない。<br />だが全体として、俳優達はよく「生き延びて」いたようだ。<br />同じ俳優として、敬意を持った。<br /><br />俳優達は、舞台の上で能らしき所作様式を「強制」されている。<br />この所作が、僕に「夢の感覚」を感じさせている原因なのだが、ここで俳優達は明らかに困難にぶつかっている。<br />それは彼らが得意として来た人間的な演技を封じて、彼らをして身体的に「人形」に徹しさせ、彼らの心を抑圧しているのは想像に難くない。<br /><br />演出上としては、俳優達が所作様式を守ることで、「夢の感覚」の効果を上手く出していたと思う。<br />よく知られるように、夢のなかでは様々な意味が圧縮されたイメージで表象されたり、時間が存在しないなどするが、能の所作様式がすでに圧縮された表現であり、これを守る俳優達を夢のなかの存在者に仕立てていた。<br /><br />しかし重要なのは演出効果では、ない。<br /><br />「ハムレット」とは何か？と聞かれて、「自分自身に打ち勝つことだ」と演出家アニシモフは答えている。<br />僕は、ほとんど稽古には参加出来なかったので真意は分からないが、だからおそらく能の所作様式は、演出家が俳優達に「あえて」与えた枷なのではないか。<br />枷が枷でなければ意味がないようなもの。<br />それで彼らが自分自身を非人間的に抑圧し、それと格闘し打ち勝つことが期待されるようなもの。<br />そんな風に思えるのだ。<br /><br />この意味で言うなら、僕が公演を観たかぎりでは、俳優達は何とか「打ち勝って」いた。<br />つまり、身体的な様式性の抑圧のなかで、辛うじて彼らの心は人間として「生き延びて」いた。<br />それは僕に、酸素が高圧力下で液体に変わるのを思わせる。<br />彼らの心もまた、辛うじて存在レベルを変えることで「生き延びる」のである。<br /><br />最後に「作法」について。<br />以上のこととも関係しているが「ハムレット」においては、東京ノーウ゛イの俳優達にとって「新しい作法」が求められているようだ。<br />僕達は、いままでスタニスラフスキー・システムを学びつつ、いわばチェーホフの作法というべきものを身に付けてきた。<br />だがスタニスラフスキーの大前提は変わらないのだが、やはりチェーホフの作法ではシェイクスピアは演れないのである。<br />「あなた方は、まだチェーホフを演ろうとしている。しかし、これはシェイクスピアなんです！」とは、何度か参加した稽古で言われていた言葉である。<br /><br />「作法」とは何か？<br />僕が個人的に使っている言葉に過ぎないが、ここで言う作法とは、ある作家の作風を表現するための、俳優の「心」の持ちよう（準備・条件）、要するに作品への対し方である。<br /><br />例えば、チェーホフの作法を僕なりに表現するなら「自分の心と和解すること」である。<br />これは奇妙な話なのだが、俳優は俳優であるがために自分の心と不仲だったりする。<br />だが私達の劇団でチェーホフを演じるには「あらかじめ」自分の心とは和解している必要がある（と僕は思っている）のである。<br /><br />もちろん、近松には近松への、賢治には賢治への作法があるわけだが、ハムレット（シェイクスピア）の作法は、それまでと性格が大きく違うように思える。<br />僕に言わせれば、上記の「自分自身に打ち勝つこと」こそハムレットの作法なのだが、ここには苦しみ（抑圧）がなければならないからだ。<br />（心と和解することなどは、たとえ困難ではあっても気分のいいものだ）<br />「ハムレット」の俳優達は、自ら勝つ為に自ら苦しみ続けなければならない。<br />願わくば、彼らが「正確に」苦しみ続けますよう。<br />そのことで、勝利への情熱が増しますよう。<br /><br />変態の世界である。<br /><br />ペンギン ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-03-06T08:52:17+09:00</dc:date>
<dc:creator>ペンギン＠PENGIN</dc:creator>
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<title>ヴェロニカのはにかみ</title>
<description> ヴェロニカの振る鈴は、明星の恥じらいであるか。頭上高く振られる清浄な響きは、いかなる夜明けを告げんとするか。ヴェロニカ、お前、はにかむ者よ。そのままに、ひかりのなかで自らふるえ、歌いなさい。そして知りなさい。いま慈愛のあめがふり、お前のももいろの腹に降りそそぐのを。ヴェロニカの目が戸惑い、また決意するのを見るのは、隠された手の世界と結ばれるのを知るのは、それは私の愛ゆえである。ヴェロニカ、お前、世
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<![CDATA[ ヴェロニカの振る鈴は、<br />明星の恥じらいであるか。<br />頭上高く振られる清浄な響きは、<br />いかなる夜明けを告げんとするか。<br /><br />ヴェロニカ、お前、はにかむ者よ。そのままに、<br />ひかりのなかで自らふるえ、歌いなさい。<br />そして知りなさい。いま慈愛のあめがふり、<br />お前のももいろの腹に降りそそぐのを。<br /><br />ヴェロニカの目が戸惑い、また決意するのを見るのは、<br />隠された手の世界と結ばれるのを知るのは、<br />それは私の愛ゆえである。<br /><br />ヴェロニカ、お前、世界をゆらせ。<br />海をゆらし、森をゆらし、空をゆらし、わたしをゆらせ。<br />世界はほほえみ、ひとりの乙女は欲っされよ。<br /><br />………<br /><br />ペンギン ]]>
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<dc:date>2008-12-15T16:00:46+09:00</dc:date>
<dc:creator>ペンギン＠PENGIN</dc:creator>
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<title>異国の朝</title>
<description> 朝、目が覚めると果てしなく広がる青空。そのなかへ広がりゆく私。吹き抜ける風に遠くまで運ばれて、消えて還りゆく悲しみ。世界のどこを探しても悲しみの理由などなかった。薄明に冷やかに横たわる、まだ名前のない完璧な世界。不規則な動きを続ける人々の交通運動。雲の影。湖が照り返す太陽の光。真夏の一日が始まる朝の光景。そこに在って、目に見えるものすべては私の見知らぬもの達だった。注意深くなければならなかった。そ
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<![CDATA[ 朝、目が覚めると果てしなく広がる青空。<br />そのなかへ広がりゆく私。<br />吹き抜ける風に遠くまで運ばれて、<br />消えて還りゆく悲しみ。<br />世界のどこを探しても悲しみの理由などなかった。<br /><br />薄明に冷やかに横たわる、<br />まだ名前のない完璧な世界。<br />不規則な動きを続ける人々の交通運動。<br />雲の影。湖が照り返す太陽の光。<br />真夏の一日が始まる朝の光景。<br /><br />そこに在って、目に見えるものすべては<br />私の見知らぬもの達だった。<br />注意深くなければならなかった。<br />そして、世界がそういうものならばと、<br />その不思議さと不気味さとを私は許した。<br /><br />いま、悲しみの立ち去った朝。<br />何も知らない異邦人の私に訪れる寂しさ。<br />この新しい友人が私を世界へと催促する。<br />はじめから、ひとつひとつを見に行こう。<br />ゆれるカーテン。白い光。その向こう。<br /><br />………<br /><br />ペンギン ]]>
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<dc:date>2008-12-13T11:34:53+09:00</dc:date>
<dc:creator>ペンギン＠PENGIN</dc:creator>
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